​さざなみ公式サイト

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帰りのチャイムが　原っぱにひびいた

あぜ道なぞって　帰路をたどるの

すみをぶちまけた　赤くそまる空を

ぼくら背負って　歩を進めるの

 

他愛のないこと　二人語り合った

西の地平は　あわく光ってる

木々がささやいた　少し急ごうか

ぼくらを待ってる　人がいるから

 

わんぱくに　走り回って

遊びつかれたままで

笑い声で　歌をうたって

手をたたいて　歩んでいた

 

おうちにかえろ　おうちにかえろ

一番星が　追いこす前に

みんなでかえろ　みんなでかえろ

かけっこしよう　暗がりまで

 

防災無線が　ビルの間に響いた

働く街の　隙間を縫って

建物だらけの　狭くなった空を

僕ら背負っている

 

人並みに　汗を流し

追いつくのに必死で

昔謡った　小さな歌を

なぜか不意に　思い出す

 

おうちに帰る　おうちに帰る

一番ホーム　佇んでいた／物欲しそうに　彷徨っていた

独りで帰る　独りで帰る

嫌なことも今は忘れて／ひどい街から　逃げるように

 

色褪せていく　過去の記憶が

今の僕らを　追いこす前に

語り合おう　日が暮れるまで

嫌なことも　今は忘れて

 

おうちに帰ろ　おうちに帰ろ

一番星が　追いこす前に

二人で帰ろ　二人で帰ろ

かけっこしよう　暗がりまで

嫌なことも　今は忘れて